28歳、結婚2年目。人生最大の買い物と言われる「マイホーム」を前に、私も例に漏れず「戸建てかマンションか」という壁にぶち当たりました。
設計コンサルタントとして働く私が、いざ自分の家となると、予算、自分や家族の感情、両親たちの感情(これが結構厄介。。。)などなど、、、
これらが入り混じり一筋縄ではいきません。
私が悩みに悩み抜いた結果、私が出した答えは「中古マンション×リノベーション」でした。
本記事では、住宅購入を7パターンに細分化し、それぞれのメリット・デメリットを徹底比較します。
- 「理想は高いけど、お金のことも妥協したくない!」
- 「戸建てとマンション、結局どっちが自分に向いているの?」
そんな悩みを持つ方の一助になれば幸いです。
⚠️注意:これらの整理は、私の主観によるものであること、相場観が変わること、ご了承ください。
1.【結論】経済制とエリアを両立したいなら「中古マンション×リノベ」
結論からいうと、中古マンションの最大の魅力は「安さ」と「エリアの選択肢」。この2点です。
それにプラスして、こだわりを詰め込む!それが叶うのが「中古マンション×リノベ」になります。
次から具体的にご説明しますね
1‐1.圧倒的な「経済格差」
昨今の資材高騰もあり、新築の注文住宅は6,000万円を超えるケースも珍しくありません。さらに「駅近」という条件を加えれば、恐ろしい金額になります。
一方、中古マンションなら駅近でも2,500万円〜で見つかることも。リノベ費用(1,000万円〜)を加えても、トータル4,000万円程度に抑えることも可能です。
| 新築注文住宅 | 中古マンション×リノベ | |
| 住宅費合計 | 約6,000万円 | 約4,000万円 |
| 月々の返済額※ | 約16.9万円 | 約11.3万円 |
※【シミュレーション条件】35年ローン/年利1.0%/頭金・ボーナス払い無し/元利均等返済
「どっちも高いわ!!」というのが本音ですが(笑)
この月々5.6万円の差が人生の満足感を間違いなく大きく変えます
1‐2.「月5万円」が持つ力
余談になりますが、この差額の5万円を新NISAなどで資産運用(年利2%と仮定)に回した場合、35年度には約3000万円以上になる計算です。
- 家そのものに全力で投資するのか
- 住まいを賢く抑えて、教育費や趣味、将来の資産形成に回すのか。
一世一代の買い物だからこそ、この「5万円の重み」は慎重に吟味すべきポイントです。

1‐3.「エリア」の自由度:マンションの特権
マンションの立地優位性は明らかです。
駅チカの良い土地ほどマンションが建っていますよね
土地価格が高いエリアでも、マンションは「その土地を住戸数で割る」という構造上、一戸建てに比べ1軒あたりの土地コストを劇的に抑えられます。
つまり、駅が近い便利なところでも比較的安く住める!というメリットがあります!
また、将来の資産価値(リセールバリュー)まで考慮するなら、やはり「駅チカ」は外せません。
駅から遠くても15分圏内は狙った方がいいと個人的には思います。
「安くて、利便性の高いエリアを選べる」
これが中古マンション×リノベを選ぶ最大のメリットです!
2.【重要】「理想」を叶えるために飲み込むべき「4つのデメリット」
これまではメリットを語ってきましたが、中古マンション×リノベは魔法ではありません。
「専用部(自分の部屋の中)」は自由自在でも、「共用部(マンション全体で管理している場所)」は多くの制約が伴います。
私が実際にリノベした中で直面した、リアルな妥協ポイントを紹介します。
①「建物の顔」は変えられない。
どれだけ室内をオシャレ空間に作り込んでも、一歩外に出れば「築〇〇年のマンション」です。
- 外観やロビー:古めかしいタイルや薄暗いエントランス。これは個人の力ではどうにもなりません。
- 窓と玄関扉:自分の部屋についているこれらもい「共用部」扱い。憧れの大開口サッシや最新のスマートキー月玄関ドア」への交換も基本NG。

②「マンションのスペック」という限界
ここが一番の落とし穴かもしれません。
マンションの設備が古いと、室内リノベに限界があります。
- 電気容量:オール電化(IHなど)は不可だったり
- 配管の制約:追い炊き機能がなかったり、水回りの移動が制限されることも。
- ネット環境:独自の光回線を引きたくても、VDSL(電話線利用)しか選べず、爆速ネット環境は手に入らないリスクも。
③「空間」の制約
戸建てなら当たり前ですが、マンションでは「贅沢品」に
- 庭がない:ガーデニングやBBQ、専用駐車場は諦めざるを得ません。
- 大きなバルコニーがある部屋を選べばOKですが、人気ですし、バルコニー使用料が毎月かかったりも。。。
- 2階がない:基本的にはワンフロア。平面構造なのは良いところですが、どうしても「狭さ」が問題になることも。
④人間関係ガチャ
戸建てでもご近所付き合いはあると思いますが、マンションとなればより密接です。上下左右に誰かが住んでいる以上、トラブルも避けては通れません。
- 騒音トラブル:床の遮音性をあげても、振動や音をゼロにはできない。
- 管理組合:リノベするにも管理組合の許可が必要ですし、ルール変更には周囲の同意が必要です。
箱の中身は100点でも、外観や環境は60点かもしれない、、、
そんな「40点」の妥協を受け入れられる価格や立地か?を考えるのが成功の秘訣といえるでしょう。
3.住宅購入の7分類とそれぞれのポイント解説!
今までは戸建てや中古マンション×リノベについてお伝えしましたが、「家を買う」といっても、戸建てやマンションの中にもいくつか分類があるため、それらを簡単に解説していきます
住宅購入にも大きく分けて7つに分類できます。それぞれの特徴を一覧表で比較していきましょう
| 分類 | 自由度 | 経済性 | 立地 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| ①新築注文住宅 | ◎ | × | △ | 自由度MAXの最強カード。ただし予算も無限 |
| ②新築建売住宅 | △ | △ | △~〇 | お手軽だが、こだわりは出せない |
| ③中古戸建て | △ | 〇 | △~〇 | 掘り出し物はあるが、建物劣化リスクに注意。 |
| ④中古戸建て×リノベ | 〇 | △ | △~〇 | 自由度は高いが、修繕費で意外と高額に。 |
| ⑤新築マンション | △ | × | ◎ | キラキラ感は最高。ただし「新築プレミア」が激しい。 |
| ⑥中古マンション | △ | ◎ | ◎ | 最安かも。でもそのまま住むなら賃貸でも良いかも? |
| ⑦中古マンション×リノベ | 〇 | 〇 | ◎ | 立地・価格・内装の「いいとこ取り」作戦。 |
ざっと分類するとこんな感じ!
あなたにとって何が重要か、しっかり考えることが重要です。
経済的余裕が欲しい?こだわりまくった家が欲しい?戸建てじゃないと嫌だ?駅近がいい?
絶対守りたいポイントと、妥協できるポイント。これらをしっかり精査しましょう

4.私が「中古マンション×リノベ」を選んだ、論理的かつ感情的な理由
なぜ私が多くの選択肢から「中古マンション×リノベ」にたどり着いたのか。その裏側には、私自身の過去と、譲れないこだわりが有りました。
4‐1.絶対に譲れないもの:心の余裕を生む「お金」
私の家造りの根底にあるのは、幼少期の記憶です。
詳細は伏せますが、ローンに追われ、家計が苦しい両親の姿を見て育ちました。その経験から「お金の余裕は心の余裕に直結する」と痛感しています。
- 毎日家計簿を見てため息つくような生活はしたくない。
- 好きな食事も満足に出来ない
そんな人生にはしたくない。妻にもさせたくない!この思いが非常に大きかったんです。
当初は一生賃貸でもいいやと思っていたほど、私は住居費に縛られることが怖かったんです。。
4‐2.抑えきれない「こだわり」:キッチンへの執念
そんな私が「住宅購入」へ動いたきっかけは、ガジェット好き・こだわるのが好き、という感情が動いたことでした。
特にキッチンがそれです。私けっこうな料理好きでして、、、
- 食洗機が欲しい!それもフロントオープンのやつ!!(Panasonic製!)
- 壁付けじゃなくて対面型にしたい!
- 自分で選んだメーカーのものを入れたい!
これは賃貸では決して叶わない「理想の空間づくり」への欲求が、ふつふつと湧いてきました
また、こんなキッチンに合うLDKを作りたい!こんな書斎が作りたい!
どんどんと妄想が膨らんでいくと、賃貸では叶えられないことに気づきました。
4‐3.エリアの壁:理想と現実のデッドヒート
エリア選定には、独自の優先順位をつけました。
1位:妻の実家の近く
2位:会社まで1時間ちょいくらい
3位:妻の職場が近い(車通勤なので30分かからないくらい)
4位:私の実家にも帰りやすいエリア
5位:会社まで電車1本だと超嬉しい
しかし、この条件で「新築戸建て」を探すと、駅から絶望的に遠くなるか、予算を大幅に超える都会エリアになってしまいます。
「あちらが立てばこちらが立たず」状態に。。。
4‐3.マンションリノベの最適解
そこで視点を変えて「マンション」を選択肢に入れると、エリア問題に解決の目処が!
しかし、ここで私のイラッとポイントが出てきます。
「新築プレミアム価格ってなんやねん!注文住宅と金額変わらんやんけ!」といった感想。
でも中古マンションは、誰かが住んだあとのマンションだし。それはほぼ賃貸だしなぁ。。。
といったところで悩んでいたところに、1つの広告が。
「○○会社でフルリノベーション ― 中古マンション購入の基礎や失敗しないリノベのコツを解説!」
という中古マンション×リノベの広告が目に入りました。これがきっかけでした(普段は広告うざいけど、やっぱり広告って意味あるんだなって思いました笑)
リノベを調べれば、お金の不安、利便性、こだわりこれらが同時に満たされる!!
そうした分析のもと、嫁に相談し、決断した経緯になります。
5.まとめ
新築注文住宅が「最強」なのは間違いありません。しかし、それは「予算に糸目をつけない場合」の話です。
私たちが直面するのは、住宅ローンという35年続く現実。家を建てることがゴールではなく、その家でどう暮らすかが目的のはずです。
自分にとっての不安とこだわりを整理した結果、私にとっては「中古マンション×リノベ」が最適解でした。この記事が、悩めるあなたの背中を少しでも押せれば幸いです。

次回予告:失敗しない「エリア選定」の極意
次回は、私が設計コンサルの仕事術を活用した**「Googleマップ(マイマップ機能)を活用したエリア選定術」**を詳しく解説します。
無料で使えるツールですが、これを使うだけで視覚的に候補地を絞り込めます。どうぞお楽しみに!

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