【初心者必見】初めての自作PC!必要な心の準備!

自作PC

「自分だけのPCを組んでみたいけど、なんだか難しそう…」

「パーツ選びに失敗して、何十万円も無駄にしたらどうしよう…」

その気持ち、痛いほど分かります。自作PCの世界への第一歩は、不安と恐怖に満ちていますよね。

はじめまして。『ronri-gear』管理人のシオンです。 何を隠そう、私自身がその道を通り、最初はコロナ禍の給付金10万円を元手に組んだ「約15万円」のPCからスタートしました。

この記事では、いきなり完璧なマシンを目指すのではなく、まず「最低限のPCを一度作り、そこからゆっくり自分と共に成長させていく」という、最も合理的で、失敗しない自作PCの始め方を紹介します。

【第1章:なぜ、多くの人が自作PCに挫折するのか?(3つの不安)】

多くの人が自作PCの世界への扉の前で立ちすくんでしまう理由は、大きく3つあります。


不安①:パーツ選びの失敗が怖い

「CPU・GPU・メモリ・SSD・・・・」といったパーツの用語や専門的(に聞こえるだけ)な言葉を聞くだけで、頭が痛くなりますよね。相性の悪いパーツがあるの?? PCの性能が全く出なかったら…と考えると、怖くて手が出せません。

不安②:PCパーツの初期費用が高すぎる

「自作PC=数十万円」というイメージ。最初にそんな大金を払って、もし途中で飽きてしまったら…という不安は、誰もが抱くでしょう。

実際、最も高価なものだと、1つ30万円のパーツもあったりします。本当に高いことは否定できない事実です。

不安③:周辺機器という「隠れコスト」の存在

PC本体だけでは動かないのが自作PCの現実です。モニターやキーボード、マウスを揃えることを考えると、結局いくらかかるのか見当もつかず、予算オーバーが不安になります。


こんな不安を、私が実際に経験したPCの変遷と共に、具体的な解決策をお伝えいたします。

【第2章:【創世記】私の15万円PCと、「ボトルネック」を回避した論理】

私の最初のPCは、これらの不安を全て乗り越えるための、極めて論理的な答えでした。

2020年に初めて組んだPCを紹介します。

(ちょっと忘れてるので覚えている範囲で、、、)

  • CPU:Intel Core i5-10400F
  • GPU:GTX 1660 SUPER
  • メモリ:DDR4 16GB
  • SSD:500GB
  • 電源:500W (ブロンズ認証)
  • ケース:左の画像のケース

見ての通り、全てのパーツを「当時のミドルスペックで統一」しました。外観も二の次。ケースはAmazonで安いものを購入しました。

なぜミドルスペック、PCの性能は「一番弱いパーツ」に引っ張られるからです。GPUだけ高性能にしても、CPUが性能不足で力を発揮できない。こんなボトルネックを引き起こすからです。そのため、「いい塩梅」を見つけることこそが、自作PCの最初の重要なステップです。

【解決策①】パーツ選びの失敗が怖いは「まず真似する」で解決!

ここで、不安①「パーツ選びの失敗が怖い」の解決策を提案します。 それは、YouTubeやブログなどで、初心者向けに発信されているパーツ構成を、まずはそのまま買う!というものです。

youtubeで検索するとすぐ出てきます

ケースやSSD容量など、若干の変更はあっても構いません。重要なのは、「行動すること・作ること」。まずは発信者の情報を「丸っと買って組み立てる」ことを強くお勧めします。

私自身、最初は自作経験のある友人に言われるがままにパーツを購入しました。自作PC経験者が身近にいることは幸運でしたが、正直、そういう友人がいる人は滅多にいないのが現実でしょう。

だからこそ、興味があるあなたは、信頼できる発信者の情報を信じて、まずは組み立ててみましょう!知識はそのあと、いくらでもついてきます。

【第3章:【成長期】「一度組んでしまえば、こっちのもの」という最大の発見】

ここからが、自作PCの最も楽しい部分です。

社会人になり、初ボーナスで私が真っ先に交換したのは、一番物足りなさを感じていた「GPU」でした。それが、現在のRTX 3080です。購入当時の価格は15万円(現在価格53,500円)。非常に高価な買い物をして不安半分、スペックが上がる喜び半分の感情を今でも覚えています。

ちなみに、今だとこのパーツはオススメしません。なぜならもっと良いパーツがあるからです。

ASUSTek GeForceRTX 3080 搭載 V2 OC Edition 10GB GDDR6X TUF-RTX3080-O10G-V2-GAMING

ここで私からお伝えしたいこと。それは、自作PCは一度組んでしまえば、後からいくらでもパーツを交換し、性能をアップデートできるのです。

やりたいゲームや仕事をやりながら、SSDの容量が足りなくなれば増設し、ケースのデザインに飽きたら交換する。ゆっくり時間をかけながらPCを成長させることができます。

【解決策②】PCパーツが高いは「ゆっくりアップデート」で解決!

ここで、不安②「PCパーツの初期費用が高い」の解決策です。 最初は「ロースペックで良い」のです。そこから、少しずつパーツを交換してアップデートしていくことをお勧めします。

「いやいや、交換するなら古いパーツが無駄になるんじゃないの?」

と思われた方もいらっしゃるでしょう。そうです、正解です。一時的な「無駄コスト」に見えるかもしれません。しかし、これは決して無駄ではありません。

今すぐデスクトップPCが欲しいと考えているあなたが、いきなり50万円をポンと出せるなら、一気にハイスペックPCを作るのが、結果的に一番安上がりでしょう。

ですが、私含め大抵の方は、一度の出費で50万円は難しいはずです。 そこで、最初に安く作って、数年単位かかるかもしれませんが、少しずつ交換してアップデートしていく。この「長期的な視点」こそが、初期費用を抑えつつ、理想のPCを手に入れるための論理的な戦略です。


【解決策③】周辺機器の隠れコストは「とりあえず」で解決!

最後に、不安③「周辺機器という隠れコスト」についてもお伝えしておきます。 確かに、モニター、キーボード、マウスは最低でも必要ですし、デスクや椅子だって人によっては重要です。

ただ、これらも(少し抵抗があるかもしれませんが)、最初は最も安価なものに「とりあえず」しておくことが可能です。

そして、これも自作PC本体と一緒で、後からいくらでもアップデートしていけばいいのです。 「次はこれをアップデートさせよう!次は!次は!」と考える時間こそが、結局一番楽しいんですよね。この「成長させる」感覚がわかる人は、自作PCに最高に向いていますよ。

【第4章:【成熟期〜未来編】PCは、あなたと共に成長する最高の相棒だ】

3年の月日を経て、マザーボードやCPUも一新し、メモリは白で統一された64GBへと進化しました。 それは、純粋な性能のためだけではありません。毎日目にするPCが、自分の「美学」に合致した美しいものであることは、仕事やゲームのモチベーションを確実に上げてくれます。

そして、私のPCはまだ「完成」ではありません。 PCパーツも日々進化しています。もっといいCPU・GPUに。もっとかっこいいケースに!考えるだけで止まりません!!

今現在、私が使っているPCは、↓こんな感じです。今組むならこのパーツはオススメしないため、各パーツ紹介は差し控えますが、もしスペックが気になる方はご連絡ください!

組んだ当時(2023年冬頃)は私の中で最強PCでした。。。

【まとめと、次へのステップ】

自作PCで最も大切なのは、最初から完璧な100点を目指さないこと

まずは現実的な予算を握りしめて、ボトルネックのない「いい塩梅」の60点のPCを一度組んでみませんか? そこから始まる、あなただけのPCを「成長」させていく物語は、何にも代えがたい最高の趣味になります。

「じゃあ、今、その”いい塩梅”のPCを組むなら、具体的にいくらで、どんなパーツ構成になるの?

その問いへの答えは、次回の記事で、私が責任を持って試算してみることにしましょう。

【次回予告】設計コンサルが本気で組む、予算〇〇万円の最適解PC構成

この記事が、あなたの新たな冒険への、最初のきっかけになれば幸いです。

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