【自作PC入門】15万円で組むゲーミングPC(前編) ~ 最重要パーツGPUとCPUの論理的な選び方~

自作PC

はじめまして。『ronri-gear』管理人のシオンです。

前回の記事【【初心者必見】初めての自作PC!必要な心の準備!】を読んでいただき、ありがとうございます。 「自作PCは、ゆっくり成長させる趣味だ」ということは、ご理解いただけたかと思います。

では、その「最初の60点のPC」を、“今”組むなら、どんな構成になるのか?予算はどのくらいか この記事では、具体的なパーツと、その選び方について解説したいと思います。

まず、あなたに質問です。 「あなたが、そのPCでしたいことは何ですか?ゲーム?クリエイティブ系?ネットサーフィン用?」ここがスタートです。

本記事はゲーム用途の自作PCを組む前提としますが、クリエイティブ系でも同じ選び方、プロセスをたどればきっとあなたの理想のPCを作ることが出来ます!

【1. PC作成に必要な全パーツと、検討すべき「優先順位」】

まず、PCを一台組むために必要なパーツは、以下の通りです。

「うわ、たくさんある…」と思ったかもしれません。大丈夫、一緒に考えていきましょう。

自作PCにおいて、パーツ選びに優先順位をつけるべきです。本記事は優先順位が高い順に、パーツを決めていきたいと思います。

ゲーミングPCにおいて、考えるべき優先順位は、圧倒的に「GPU」が1位です。 この性能が、あなたのゲーム体験の全てを決定します。次の章ではGPUの決め方についてご紹介します。

【2. 最優先パーツ「GPU」の決め方】

では、どうやってGPUを決めるのか。 答えはシンプル。あなたがプレイしたいゲームの公式サイトに行き、「推奨スペック」を確認するのです。

原神の場合

人気ゲーム「原神」の場合、最低スペックだと「GTX1050または同等の性能」とあり、推奨スペックだと「GTX1060 またはそれ以上の性能」とあります。そのため、GTX1060以上のGPUを買えばOKです。(正直オススメはしません。)

ただし、原神の推奨スペックは、正直だいぶ控えめです。他の高グラフィックゲームだと、カクカクしたり映像ガビガビだったり、最高のゲーム体験は得られないでしょう。

https://genshin.hoyoverse.com/ja/news/detail/158502

モンスターハンターワイルズの場合

高グラフィックすぎると一時期話題になった「モンハンワイルズ」の場合、推奨スペックだとFHDモニターかつグラフィック「中」設定で「RTX2060Super」とあります。そのためRTX2060Super以上のGPUを買えばOKです。

https://www.monsterhunter.com/wilds/ja-jp/product/

ですが・・・

自分が実際にプレイしたいゲームの推奨スペックを見てみてください。そこから必要なGPUは分かります。

ですが。。。

ここからは経験則になりますが、推奨スペックより高め強めのGPUを購入することをオススメします。

それはなぜか。先ほどのモンハンワイルズを例にしましょう。備考欄に記載している”グラフィック「中」設定”です。あなたはグラフィック「中」設定でゲームしますか?おそらく「最高」せめて「高」設定でプレイしたいはずです!というか私がそうです!

もちろんプレイできれば良いんだ!という方は推奨スペックで問題ありません。ですがそうでない私側の人間は、より良いGPUを購入しましょう!

オススメGPU

では具体的にどのGPU、グラフィックボードがオススメかというと、次の2つです。

  • NVIDIA Geforce RTX5060Ti 8GB  5.5万~6.5万円程度
  • Radeon RX 9060 XT 8GB     4.3万~5.0万円程度

どちらも素晴らしいグラフィックボードです。この2つから決めるポイントはこんな感じ。

RTX5060ti

 マルチフレーム生成が使える。

 クリエイティブ系にもオススメ!

 相性がいいゲームが多い

 ×価格が高い

RX 9060XT

 コスパいい!

 ×相性悪いゲームもあり。でも普通に遊べる

 ×総合性能は5060tiに劣る

今回はコスパ重視ということで、RX9060XTをオススメします。ASRockのRX9060XTがコスパ最強です! 約44,000円

【3. GPUが決まれば、相棒の「CPU」も決まる】

GPUが決まりました。次に選ぶのは、PCの「頭脳」、つまり「CPU」です。

ここで重要なのが、前回の記事でも触れた「ボトルネック」を避けることです。「GPU CPU 組み合わせ」でググってみると、CPUとグラフィックボード(GPU)の組み合わせ・相性を比較【2025年】とまとめてくださっているサイトがあります。今回はこれを参照しましょう。

GPUがRTX 5060tiの場合、オススメCPUは下記の通り

  • Core Ultra 5 225 (最新世代)  3.4万円
  • Core i5-14400  (1つ古い世代) 4.1万円
  • Core i5-14600K  (14400よりちょい強い)3.3万円

最新で性能もいい、Core Ultra 5 225か、一世代前のCore i5-14600Kにするか。悩みどころではありますが、実は最新CPUにすると、CPU自体の値段はほぼ差は無くとも、他のパーツで高くなる傾向があります。そのため、他パーツのコスパも重視して、Core i5-14600Kをオススメします。価格は33,000円

【4. CPUクーラーは空冷?水冷?】

CPUが決まれば、CPUクーラーも決めていきましょう。CPUクーラーは、CPUが熱暴走しないよう冷やす役割を持ちます。

CPUクーラーは、大きく分けて3種類あります。①空冷、②簡易水冷、③本格水冷。初心者にオススメなのは①空冷です。ざっくりですが、価格の安い順に①→②→③となっており、CPUの冷えやすさは③→②→①となっております。

今回選んだCore i5-14600Kの場合、熱暴走が起きるほどのものではありません。空冷で十分です。空冷の中でもコスパ、冷えやすさを加味して、ID-COOLING FROZN A620 PRO SEをオススメします。価格は約5,000円。

【後編へ続く】

おめでとうございます! これで、あなたのPCの最も重要なGPU、CPU、CPUクーラーが決まりました!PCの性能の8割は、この2つで決まるといっても過言ではないでしょう。

後編では、この最強の心臓部を支える残りのパーツ(マザーボード、メモリ、電源など)を一気に選び抜き、最終的な見積もりを完成させます! ぜひ、このまま次の記事にお進みください。

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