はじめまして。『ronri-gear』管理人のシオンです。
- 「ゲーミングマウスが欲しい…でも高いから失敗したくない…」
- 「長期間使えるマウスなの?」
- 「仕事用にも使える?」
こんな疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
今回は、私が2年間にわたって愛用してきたLogicool Gの「G502 X PLUS」の超長期レビューをお届けします。
2年間、ゲームから仕事までガッツリ使い込んできたからこそわかる、リアルなメリット・デメリットをお伝えします! この記事が、G502 X PLUSの購入を迷っているあなたの、最後のひと押しができれば幸いです!
1. G502 X PLUSを2年間使用して分かったメリット
まずは、2年間毎日使ってきて「やっぱりコレ最高!」と感じた3つのメリットからご紹介します。
1-1. 多ボタンによる圧倒的な作業効率!ゲームも仕事もこれ1台
G502 X PLUSの最大の魅力は、なんといってもカスタマイズ可能なボタンの多さです。合計13個のボタンに、専用ソフト「G HUB」で様々な機能を割り当てることができます。

🎮ゲーム(アクション・MMORPG系)の場合
PCゲームをする際、WASDキーで移動し、左Ctrlキーで回避行動…という操作、結構ありますよね。
ただ、左Ctrlキーって(指が)届きにくくないですか? 左小指がバグりませんか?(笑)
回避行動はとっさに行いたいのに、小指が迷子になって間に合わない…。 そんな私は、左Ctrlキーを小指で押すのをやめました。
マウスの親指部分のボタン(DPIシフトボタン)へ、左Ctrlキーの機能を割り当てたのです。
するとどうでしょう。親指をちょこっと押し込むだけで、瞬時に回避できるようになりました! 余っている他のボタンにも好きなスキルを割り当てれば、右手だけで様々なアクションが可能になります。
(そもそもPCゲームって、左手の負担が異常に多い気がしますよね…。多ボタンマウスで、右手にもしっかり働いてもらいましょう!)

💼仕事の場合
ゲーム同様、好きなようにカスタマイズ可能ですが、私の場合、実はゲームほど複雑な設定はしていません。
- 側面(戻る・進む):これは必須ですよね。
- 親指部分のボタン:
Enterキー を割り当て。 - 左クリック横(上):
Ctrl + W(タブを閉じる)を割り当て。 - 左クリック横(下):余っています(笑)
たったこれだけの設定ですが、仕事が劇的にはかどります。 特に「親指Enterキー」が非常に便利。チャットや決定操作など、Enterキーを押す頻度は非常に多いですが、それをマウスから手を離さずに行えるのが、これほど快適だとは思いませんでした。
もちろん、できることはもっとあります! G HUBのマクロ機能を使えば、例えば「お世話になっております。『ronri-gear』のシオンです。」のような定型文を、ボタン一発で入力することも可能です。
工夫次第で可能性が広がる、まさに「仕事もできる」マウスです。
1-2. 不安だった充電持ちも問題なし!週1回の充電でOK
ワイヤレスマウスで気になるのが、バッテリーの持続時間ですよね。G502 X PLUSは、ライティングをONにした状態で最大37時間、OFFなら最大120時間というのが、購入時のスペックです。
2年間使用し続けたこのマウス、ライティングONの状態で充電93%から1時間使ってみました。すると91%となっていました。1時間で2%減なので、単純計算50時間使える!ということになります。
おそらくもう少し短いとは思いますが、バッテリーの劣化は感じられないと思います。2年間使っても電池の大きな劣化はないことから、長期間使っても問題ない裏付けになると思います。
もちろん使い方によっては、より劣化している可能性がありますので、1つの指標程度にお考え下さい。

1-3. 所有欲を満たす。ライティング&デザインが超かっこいい
性能はもちろんですが、デスク周りのデバイスは見た目も重要です。 G502 X PLUSは、流れるような8ゾーンのRGBライティングが本当に美しいです。
「G HUB」で発光パターンや色を細かくカスタマイズできるので、他のデバイスと色を合わせたり、自分だけのデスク環境を構築する楽しみがあります。
私の場合、デスク周りは白デバイスで統一し、ライティングは水色に設定しています。これが本当にかっこいい!

もちろん黒モデルもありますので、あなたの好きなカラーとライティングで、デスクを最高にクールにできますよ! この未来的なデザインは、ただの入力デバイスではなく「特別なガジェット」を持っているという所有欲を、2年経った今でも満たし続けてくれています。
2. 2年間使用して分かったデメリット
もちろん、良いところばかりではありません。2年間使ってきたからこそ見えてきた、3つのデメリットも正直にお伝えします。
2-1. 【要注意】親指部分のラバー素材が劣化&溝にホコリがたまりやすい
これは長期使用レビューだからこそ伝えたい、最も重要なポイントかもしれません。 親指を置く部分のラバー素材が、経年劣化で少しずつ剥がれて(めくれて)きました。

私の個体では、2年目を迎える少し前からラバーの端が少しずつ浮き上がり、今では一部分が剥がれてしまいました。 操作に直接的な支障はありませんし、わざわざ覗き込まないと見えないので、見た目にも大きな影響はありません。ですが、触ると少し気になるのが正直なところです。
また、マウス底面(ソール=滑らせるためのパーツ)の周囲にある溝に、結構ホコリが溜まります。 (私の机が汚いだけかもしれませんが…笑) 私は白モデルを使っているので余計に目立つため、大体月1回程度で掃除しています。もしかしたら黒モデルなら、汚れは目立たないかもしれませんね。

操作性に致命的な問題はありませんが、「完璧な状態を維持したい」という方は、この点を理解しておくべきでしょう。
2-2. 重くはないが、超軽量でもない絶妙な重量
G502 X PLUSの重量は約106g。 これは、最近のFPS向け軽量ゲーミングマウス(60g前後のものも多い)と比較すると、少し重めです。
軽いマウスには、
- ✅ 振り回しやすい
- ✅ ピタッと止めやすい(ローセンシ向け)
- ✅ 長時間プレイでも疲れにくい
といったメリットがあります。
しかし、軽すぎることによるデメリット(好みによりますが)として、
- ❌ 振り回しすぎてエイムが安定しない(ハイセンシ向け)
- ❌ マウス本体の剛性や耐久性への不安
なども考えられます。
G502 X PLUS(106g)は、この「軽すぎない」適度な重さによる安定感が、むしろメリットとも言えます。 私自身、FPSはたしなむ程度ですが、106gでも十分プレイ可能です。
ただ、1gでも軽いマウスを求めるストイックなFPSプレイヤーの方は、一度店頭などで実機を触ってみることをお勧めします。 やはり、ボタンの多さも考慮すると、RPGやMMO、そして普段使いで真価を発揮するマウスでしょう。
2-3. クリック音はしっかり目。オフィス用途では注意が必要かも
搭載されている「LIGHTFORCEハイブリッドスイッチ」は、光学式と機械式の”良いとこ取り”をしたスイッチで、カチッとした明確なクリック感が特徴です。
このクリック感はゲームをプレイする上では非常に心地よいのですが、音はそれなりにしっかり鳴ります。 例えるなら、静かなオフィスや、家族が寝ている横で使うには、少し気をつかうレベルです。
(とはいえ、メカニカルキーボードの「青軸」のような爆音ではなく、あくまで「赤軸」や「茶軸」キーボードと同じくらいの音量感です。自宅で1人で使う分には全く問題ありません。)
静音性を最優先する方は、購入前にYouTubeのレビュー動画などでクリック音を確認することをお勧めします。
3. G502シリーズとの比較
「G502 X」シリーズには、今回レビューした「PLUS」の他に、有線モデルの「G502 X」と、ワイヤレスでライティング無しの「G502 X LIGHTSPEED」があります。

どれを選べばいいか迷っている方のために、3つのモデルの違いを簡単な表にまとめました。
| モデル名 | G502 X | G502 X LIGHTSPEED | G502 X PLUS |
| 接続方式 | 有線 | ワイヤレス | ワイヤレス |
| RGBライト | なし | なし | あり |
| 重量 | 89g | 102g | 106g |
| 価格 | 安い | 中 | 高い |
| 特徴 | 最軽量・低遅延 | コスパの良いワイヤレス | 全ての機能を搭載 |
簡単に言うと、選ぶ基準は以下のようになります。
- G502 X:軽さと価格を最重視するならコレ!(ただし有線)
- G502 X LIGHTSPEED:ワイヤレスが良い。でもライティングは不要で、少しでも軽く・安くしたい方向け。
- G502 X PLUS:ワイヤレス、かつ見た目(ライティング)も性能も一切妥協したくない方向け。
ご自身の予算と、デスク環境にRGBライティングが必要かどうかで選ぶのがおすすめです。
4. こんな人にオススメ!
以上のメリット・デメリットを踏まえて、G502 X PLUSは以下のような方に特におすすめできるマウスだと感じました。
- MMOやRPGなど、多くのスキルをマウスに割り当てたいゲーマー
- 動画編集やデザインなど、ショートカットを多用するクリエイター
- 性能だけでなく、デバイスのデザインやライティングにもこだわりたい方
- 適度な重さがあり、安定した操作感を求める方
逆に、1gでも軽いマウスでなければ嫌だというFPSのプロ志向の方や、静音性を最も重視する方には、他の選択肢があるかもしれません。
5. まとめ:唯一無二の多機能ワイヤレスマウス
今回は、私が2年間愛用してきた「G502 X PLUS」をレビューしました。
親指部分のラバーが剥がれるといった長期使用によるデメリットはあるものの、多ボタンによる利便性と所有欲を満たすデザインは、それを補って余りある魅力を持っています。
2年経った今でも、デスクにあるこのマウスを見るたびに「良い選択をしたな」と感じています。
ゲームも仕事も、PCでのあらゆる作業を快適にしてくれる最高の相棒です。 多機能なワイヤレスマウスを探しているなら、G502 X PLUSは間違いなく最高の選択肢の一つと言えるでしょう。
この記事が、あなたのマウス選びの参考になれば嬉しいです。


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